top of page
Wooden Hut
IMG_8113.JPG

行事案内ページです

​次年度の新入園児さん募集!!

​園見学はいつでもどうぞ!次年度はまだまだ空きがありますよ。

ちいさな集団のなかでしっかりとそだつこどもたちがいます。

​それを見守る仲間にあなたもはいりませんか。

​2024年度から、「預かり保育」をご利用できるようになりました。時間は2時半から4時半まで。専任の先生がみてくださいます。

1月の聖句「受けるよりは与えるほうが幸いである」

                使徒言行録20章35節

                 今津幼稚園 後藤 聡

 明けましておめでとうございます。2025年、みなさんが希望に満ちた年になりますように、祈っています。

 幼稚園は、新しいおともだちを迎えます。何よりも健康で、ケガや事故がないように歩むことを願っています。ゆり組さんの6人は、3月に卒園します。それまでの時間、今津幼稚園でしかできないことをいっぱい楽しんでほしいと思います。そのゆり組さんはもとより、ばら組さん、ちゅうりっぷ組さんも12月のクリスマス会でおおきく育っていることを、ご家庭のみなさんとともに確かめることができました。

 クリスマスからお正月にかけて、こどもたちもプレゼントやお年玉をもらったりしたことと思います。おとなでも、何かをもらったらうれしくなってしまいます。しかし、聖書は少し違う考え方を示しています。たしかに、さまざま受け取るのは楽しくもあり、うれしくもあるのですが、それを分かち合うこと、むしろこちら側が持っているものを相手に与えた方がよいというのです。

 なにか見返り、お返しを求めるというのが人間社会だと誰しも思うかもしれません。受けたり与えたりも、その延長にあると思うものです。主イエスは、「宴会に兄弟、親類、近所の金持ちを呼んではならない。あなたを招いてお返しをするかもしれないから。むしろ、貧しい人や障碍のある人を招きなさい。その人たちはお返しができないから、それが幸い。あなたは神さまに報われる。」(ルカ福音書14章7節以下の意訳)と語られています。

 聖書には、人間社会で当たり前だと思われていることが、しばしば逆転して表現されています。それは、神さまが何を望まれるのか、わたしたちはどうすればよいのか、考えさせるためです。現代においては、人間関係(夫婦や親子であっても)は複雑です。なんらかの利害が絡むからです。確かにそういうこともあるけれど、それだけではないこともこどもたちに伝えたいのです。受ける喜びを自分だけのものとはしないで、みんなで分かち合えば、その喜びは何倍にもなるのです。

 昨年のお正月に能登の震災がありました。1年たっても復興はまだまだです。1月17日は、阪神大震災から30年を数えます。私は当時、兵庫県の教会・保育園に仕えていました。多くの避難所を回りました。生きていることを感謝し、亡くなられた方々に思いを馳せました。その時「受けるよりは与えるほうが幸いです」の聖書のことばを受け止めることができました。被災して、あれがない、これがないと嘆いていましたが、みんなで分け合い、地震がなければ出会わなかった方々とも知り合うことができました。モノではありませんが、大きな幸いが得られたと感じたのです。

 

bottom of page