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植物の花輪2

 夏~秋~冬に至る長い二学期の間に、給食日の調理手伝いが、こどもたちにとってごく自然に流れる時間となりました。朝の「おはよう」のときに、その日のお手伝いの内容を伝えると、「わたしは〇〇したい」「ぼくは〇〇やりたい」と声が上がり、さっそくエプロンをつけて走る子たち。米あらい、芋、ごぼう、葉もの洗い、たまねぎ、にんじんの皮むきはお手のものです。そこに「エリンギパラパラ」「ブロッコリーポキポキ」「南瓜のタネ・ワタとり」など。この秋は、ゆり、ばら組とも、人参や油揚げなどの包丁切りにも挑戦しました。

 5年目にはいった園庭の畑の土もいよいよ充実してきて、フカフカのお布団にまいた種から芽が出て、間引きもくりかえして収穫に至るまで、あそびながらも何人かの見守り隊のお世話により、食卓にのぼることもしばしばでした。

 毎度のお味噌汁の青ネギもさっと獲りに行ってくれるのが常となり、おみごとです。獲ってもらった間引き菜も、ごまあえになってお弁当に添えられたり、ダイコン葉も即席漬けになりました。そしてなんと!二学期さいごのおもちつき給食には、ことし初挑戦の小豆がとうとうあんこになっておもちにつつまれ「あんころもち」になりました!付け合わせに色鮮やかな、今年最後のブロッコリーのおいしかったこと。

 3年前にまずは3個実のなった温州ミカンも年ごとに数が増え、今年は20個あまり甘くておいしい実をつけてくれました。みかんの皮はカラカラに干して「陳皮」のできあがり。「おふろにも入れたらいいんだよ」と教えてくれるおともだちもいます。それを聞いてお弁当のデザートのミカンの皮をていねいにていねいにむいて、「はい」と差し出してくれるおともだちもいて、とても心があたたまります。

​ 三学期は、さむい季節でもありますが、一年のまとめ。どんな成長がみられ、どんな食育が展開されるかなとほんとうにたのしみです。

 

​季節のメッセージ by Hiroko
  (
今津幼稚園の食育ニュース)

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